明示的ワイヤレスリンクロス通知を用いたTCPにおける輻輳制御方式の一考察
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概要
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無線リンクを介してTCP通信を行い, ワイヤレスリンクロスによりセグメントが喪失すると, 現行の制御方式では輻輳ロスとみなされる.このため, 輻輳が発生していないのにも関わらず, ウィンドウサイズが下げられてしまい, 通信効率が低下する.これを解決するためにワイヤレスリンクを明示的に通知するELN(Explicit Loss Notification)が提案されているが, 本方式だけではワイヤレスリンクロスと輻輳ロスの判別が不完全であった.そこで本研究では, この問題点を改善すると共に, 再送セグメントを考慮した輻輳制御方式を提案する.最後に計算機シミュレーションを行い, 本方式の評価を行う.
- 2000-09-15
著者
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江口 悠利
筑波大学大学院 理工学研究科
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木村 成伴
筑波大学 電子・情報工学系
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海老原 義彦
筑波大学 電子・情報工学系
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木村 成伴
筑波大学 システム情報系
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海老原 義彦
筑波大学 システム情報系
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