ATM網におけるデータ転送時の誤り制御方式を考慮したメッセージ遅延解析
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概要
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ATM網上でのデータ通信における誤り制御方式に関する性能解析を行う。ユーザーが実感するメッセージレベルの品質について評価することが重要であるため、伝送単位であるセル、誤り制御単位であるブロック、そして品質評価対象であるメッセージの三階層を考慮する。誤り制御方式としては、Go-Back-Nと、FECをGo-Back-Nに付加したものを考え、バッファ溢れに起因するセル廃棄の相関性を考慮するために、状態マルコフ連鎖をセル廃棄過程に用いる。インタフェース速度の向上に伴ない、再送に起因する伝搬遅延がメッセージ転送遅延の支配要因となり、メッセージ転送遅延の改善が飽和すること、また、FECは特にセル廃棄過程の相関が小さな領域で有効に動作すること等を明らかにする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-09-29
著者
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