ユーザの効用最大化を目的とした実時間マルチメディア転送サービスの実現
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概要
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動画像などマルチメディア情報の高品質な通信を行なうためには, ATMのCBRサービスやRSVPなどの柔軟な帯域割当が可能なネットワークが有効である.ところが、そのようなネットワークでは, 多くの帯域を確保すればするほど高品質なマルチメディア通信が可能となるため, 利用者はできる限り多くの帯域を確保しようとする.しかしながら, ネットワークの帯域には限りがあるため, なんらかのポリシーを導入しなければ「早い者勝ち」となり, すべての利用者に満足な通信サービスを提供することはできない.本稿では, 課金モデルに基づき, 利用者の効用をネットワークが最大化することによって, 帯域を利用者間で「公平」に分配するための実時間マルチメディア通信のフレームワークを提案する.そのために, 利用者が得る効用(Utility) を, 確保した帯域から得られる利得(Benefit) と帯域を確保するために支払うコスト(Cost) との関係によって表す.ネットワークは帯域の利用状況に基づいてユーザの効用を最大化するようにコスト係数を決定する.本稿では, QoSを利得と考え, QoSと帯域の関係に基づいて効用を表す通信方式を提案し, 実際の動画像トラヒックに適用することにより提案方式の有効性を示す.
- 1998-03-19
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