マスキング効果に基づくDCT係数最適化
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概要
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本報告では主観画質を維持しながらDCT係数操作により符号量を削減し符号化効率を向上させる画像符号化の枠組みを提案する. 提案手法は, 重み付きPSNRを閉ループ探索により最小化するという点においてCELP系音声符号化の枠組みと基本的に同じである. 従来画像符号化では, 評価尺度としてPSNRを用い, 量子化や符号化モード選択をパラメータとしてレート・歪み最適化を行ってきた. これに対して, 提案手法では歪み評価尺度にマスキング効果を反映したMasked PSNRを導入し, 符号化をDCT係数空間での探索問題として定式化している. 実験によりMPEG-4フレーム内符号化において10%程度の符号量削減が可能であることを確認した.
- 2001-06-15
著者
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