状態遷移モデルを用いた地図図面認識システム
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概要
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マルチメディア時代において、既存の情報のディジタル化が重要となる。この状況の下で各種設計図面や、地図のように、従来図面の形で蓄積されてきたデータのディジタル化も重要度を増している。しかし、現在の図面自動入力装置は完全なものではなく、自動処理の後、少なくない人手による修正作業を必要としている。これが、図面ディジタル化のコストを高める要因となっている。本稿では、この修正コストを利用時に負担する形式のシステムを提案する。即ち、図面の初期入力時には、人手による修正を行わず、自動入力されたままの形で蓄積する。この際に、認識の程度を状態遷移モデルに蓄え、利用時に簡単な操作により認識の程度を高められる仕組みを提案する。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-02-23