アダマール変換での変換係数予測手法と画像符号化への応用
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概要
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8×8次のアダマール変換に関して変換係数を予測する手法を二方式導出する.一つは隣接ブロックのDC係数から中央のブロックのAC係数を予測する手法であり,もう一つは高域係数を低域係数からブロック内で予測する手法である.第1の手法は中央ブロックの波形を2次関数で近似することで導出され,第2の手法は第1の手法より導くことができる.導出した予測手法を既提案のアダマール変換可逆符号化方式に組み込むことで,可逆符号化の符号量を数%削減できる.周波数選択型プログレッシブ符号化に適用する場合には,プログレッシブ符号化の初期段階での画質をDCT方式に近づけることができる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-02-21
著者
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