自動補償機能を有するゲート遅延回路によるPSK信号検出回路の検討

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
完全ディジタル化が可能であるPSK信号復調器として、ゲート遅延素子を用いた高精度位相検出器を有するIF帯位相検波回路を提案した。本回路は多段縦続接続されたゲート遅延回路により、ディジタル化したPSK信号を順次遅延させキャリアの変化点を検出するものである。また、ゲート遅延素子を用いているため掲帯端末の持つ最小クロック以下の分解能を得られ、高精度の位相検出が可能となる。報告では筆者の提案する回路の動作原理を説明し、特徴を従来方法と比較し示す。さらに、ゲート遅延素子の持つ遅延変動を補償する方法を提案し、その改善効果を求め、遅延時間の変動幅にかかわらず安定に動作が可能であることを示した。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-10-22

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク