テキストメディアに伴う認知負荷の学習への影響

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概要

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本論文はテキストメディアによる学習を取り上げ、メディアに伴う認知負荷の学習への影響を明らかにした。具体的には、逐語読解課題を用い、認知資源総量一定仮定説に基づき、1)読みプロセスにおける低次処理と高次処理とのtrade-off関係、2)メモリ内の情報保持量が文章理解に与える影響、を検討した。その結果、1)読みプロセスにおける処理への認知負荷はメモリ内の情報保持量を減少させる、2)メモリ内の情報保持量の減少は文章理解の低下をもたらす、という知見が得られ、テキストメディアに伴う認知負荷を学習の成否に影響を及ぼすメカニズムを明らかにすることができた。そして、読みプロセスでメモリが果たす役割を積極的に考慮した読みプロセスモデルを提案した。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1993-09-25

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