ファジィ識別と遺伝アルゴリズムによる手書き文字認識
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概要
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本研究では、ファジィ識別システムと遣伝アルゴリズムを用いて文字の特徴を抽出し、手書き文字の認識を実現しようとするものである。文字データは通常、2次元空間に描かれる。本研究では入力空間を8×8にファジィ分割し、各領域ごとにルールを与え、そのファジィルールの集合を一つの文字のデータとして把握する。学習文字としては各種印刷文字を用い、そのファジィルールの集合と、手書き入力された文字のファジィルールの集合とをユークリッド的距離によって照合し、手書き文字を認識する方法を採用した。ファジィ分割の際に遺伝アルゴリズムを用いて分割を変化させ、文字の特徴をより明確にとらえる方法を研究、検討した。遺伝アルゴリズムの手法を利用した場合の認識率は、利用しなかった場合の認識率よりも向上することがわかった。このシステムは、CAI教材作成の手書き入力による解答の支援に生かせるものと考えられる。
- 1998-01-24
著者
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