ある拡張された巡回セールスマン問題について
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概要
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本稿では, クラスタ巡回セールスマン問題と呼ばれる(略してCTSP), ある拡張された巡回セールスマン問題について考える. CTSPとは, 入力としてグラフG=(V,E)とVの分割V_1,…,V_kが与えられ, 各クラスタV_i対し, 少なくともV_iに属する1つの頂点を含む, 最小コストの巡回路を見つける問題である. 本稿では, 三角不等式を満たすCTSPに対する近似解を求めることは, 少なくとも最小セットカバーに対する近似解をもとめることよりも難しいことを示す. また, クラスタの数がkのとき, CTSPがO(2^<3k>・|V|^3)時間で解けることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-07-11
著者
-
山崎 浩一
電気通信大学情報工学科
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Bodlaender Hans
Department of Computer Science, Utrecht University
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Bodlaender Hans
Department Of Computer Science Utrecht University
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Bodlaender Hans
Utrecht Univ. Utrecht Nld
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