構造物の振動による水中放射音の推定と制御
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概要
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水中音響機器を使用する海洋調査船,艦艇などにおいては,水中への低周波・スパイク雑音の予測は重要な課題である。この予測法として,構造を有限要素法,流体領域を境界要素法により定式化し,境界条件を用いて連成振動問題として解く計算法について概要および実験による精度の検証結果を示す。次にこの計算法の応用として複素音響インテンシティー,構造内の漲水の影響などについて計算法の拡張を行ない,適用例を示す。その結果本計算法がこれらの問題の検討に対して,非常に有効であることを明らかにする。またこれを用いて付加振動源による基礎的な水中放射音能動制御法の可能性,効果について検討し,実験によりその妥当性を確認した結果を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-08-26
著者
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