超音波照射による赤血球の収縮のメカニズムの基礎研究

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概要

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これまで我々は, 超音波の安全性や生体作用を検討するために超音波照射機能付き光学顕微鏡システムを開発し、赤血球に超音波を照射したところ、変形したものや収縮した赤血球を観測した。そこで今回、超音波照射によるヒト及びウシ赤血球の形状及びサイズの変化に着目することにより、ダメージの検討を行った。その結果、照射強度が増すにつれて赤血球は収縮傾向を示した。しかし、加温による赤血球の形状及びサイズの影響について検討したところ、温度のみが赤血球におよぼす影響は非常に小さいことがわかった。更に、超音波照射による赤血球の収縮が一時的なものであることを超音波照射停止後の経過時間による赤血球のサイズ(直径)の変化を計測することで確認することができたので、これらについて報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-04-23

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