病変肝の超音波Bモード画像のシミュレーションによる検討
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概要
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医用超音波診断装置は安全、安価、小型などの利点から、医療分野の臨床診断に広く利用されているが、定性的な診断の段階にとどまっている。そこで、本研究では、硬変肝を対象に、肝臓内の散乱仕分布と画像の関係を定量的に明らかにするため、計算機シミュレーションモデルを提案した。計算機上でBモード映像系モデルをシミュレートし、散乱体パラメータと画像の関係を検討した。次に、硬変肝画像を作成し、散乱体の状況の変化が画像の性質にどのような影響を及ぼすか検討した。この結果、病変肝の散乱体分布変化と画像の間の関係について、基礎的資料を得ることができた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-06-21
著者
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