複合圧電材を用いた面積重み付けコニカル形超音波トランスジューサ
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概要
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コニカル形トランスジューサに適切な重み付けを施せば、ベッセルビームに類似の無回折型超音波ビームが形成できる。本報では、放射面の励振面積を半径方向に変化させる簡便な重み付けの方法を検討するとともに、電気機械結合係数が大きく可撓性がある1-3複合圧電材を用いてトランスジューサの製作を行い、その特性を調べた。その結果、理論で予測したものとほぼ同様の無回折型集束ビームが形成されることが確かめられた。さらに、パルスエコー法によるBモード像の形成によりトランスジューサの分解能評価を行い、広い軸上距離範囲においてビーム幅間隔で配置した反射体が識別できることを確かめた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-09-17
著者
-
小池 隆
東北大学工学部通信工学科
-
中村 僖良
東北大学工学部通信工学科
-
Yamada Kazushi
Department Of Polymer Science And Engineering Kyoto Institute Of Technology
-
Nakamura K
Department Of Electrical Engineering School Of Engineering Nagoya University
-
山田 顕
東北大学工学部
-
Yamada Keiichi
Department Of Electrical Engineering Hiroshima University
-
水野 隆
東北大学工学部通信工学科
-
Yamada Koichi
Advanced Technology R&d Center Mitsubishi Electric Corporation
-
山田 顕
東北学院大院工
-
水野 隆
東北大・工
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