遺伝的アルゴリズムと支援環境に関する考察 : 役割分担と最良個体の効果
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概要
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自然進化の過程を模擬する遺伝的アルゴリズムは、従来の手法では解くのが困難な様々な最適化問題を解くために用いられている。しかし、遺伝的アルゴリズムの短所として局所探索力が弱いこと、個体の多様性がなくなり局所解に陥ってしまうことがあげられる。ここでは、より強力に局所探索を行ない個体の多様性を維持する一つの実行モデルについて述べる。このモデルでは解候補の個体集合を進化させると同時に集合中の最良の個体を基準にして系統的に近傍を探索する。このモデルは並列実行による実現に適しており、プログラム作成支援に加えて並列実行支援のための支援環境についても考察する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-04