設計における談話の分析と構造化

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概要

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設計中の会話を録音したプロトコルデータのような議事録には、設計ノウハウやアイデアなどの設計知識が含まれており、それを構造化しユーザに読みやすく提供するような方法が望まれている。そこで本研究では、キーワードベクトル法を利用したシステムを提案しユーザへの設計情報の提示を目指す。具体的には文書の全ての行についてその前後を特定の長さだけ切り出し、それぞれのキーワードベクトルを比較することによって文書全体での話題の変化を捉える。この情報から文書の区切りを発見し文書をブロック化する。さらに得られた文書ブロックでキーワードベクトルを計算し比較することによって関係を発見し、構造化を実現する。その結果、本手法によって議事録の中に設計過程を読みとることができた。また、自転車の荷台の設計におけるプロトコルを例題に実験を行ない、本手法におけるパラメータや用いるキーワードに対する調査を行なった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-03-26

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