熱磁気プリンタ用垂直磁気記録媒体の開発
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概要
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熱磁気プリンタは、磁気記録の特長である記録情報の保持機能、高速及び高密度記録、記録の安定性といった性能とともに、記録媒体の昇温に光照射を利用する場合には、非接触記録が可能なプリンタである。我々は、垂直記録方式を用いた熱磁気プリンタ用記録媒体を、大気中熱処理を行ったCo, Pd多層膜により実現した。この膜は、膜面垂直方向に磁化容易軸を持ち、垂直方向の残留磁束密度:Mr〜3.7kG、保磁力:Hc〜4.5kOeであり、また、キュリー温度が約200℃と優れた磁気特性を有する。さらに、この記録媒体を使用した磁性トナーによる印字試験の結果、明瞭な印字パターンが観測された。
- 1994-12-08
著者
-
前野 仁典
沖電気工業株式会社
-
山根 治起
沖電気工業株式会社研究開発本部
-
小林 政信
沖電気工業研究開発本部
-
小林 政信
沖電気工業(株)研究開発本部基盤技術研究所材料研究部室
-
小林 政信
沖電気工業株式会社研究開発本部基盤技術研究所
-
小林 政信
沖電気工業 (株) 基盤技術研究所
-
前野 仁典
沖電気工業 (株) 基盤技術研究所
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