胸部X線写真の撮影方向を認識する方法の開発

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概要

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PACSやデジタルアーカイブでは、胸部写真の撮影方向に関する情報が含まれていないか、あるいは間違えている場合がしばしばある。しかし、コンピュータ支援診断を実現するには、正面画像か側面画像かをコンピュータが正確に認識し、これらを区別する必要がある。本研究の目的は、胸部X線写真の撮影方向、つまり正面と側面画像を認識する方法を開発することである。我々の方法の基本的な考えは胸部画像とテンプレートとの類似性を調べることである。我々は正面と側面画像のテンプレートを作成し、それぞれのテンプレートとすべての症例画像との相互相関係数を求め、その値を比較して正面か側面かを区別することを試みた。画像類似性を定量化するためにテンプレートマッチングを使い、胸部X線写真の正面と側面画像を自動的に認識する方法を開発し、これまでにテストした1357症例の正面と側面画像は正確に区別できた。
社団法人電子情報通信学会の論文
2001-01-19

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