ラウンディング誤差低減のための可逆ウェーブレット変換の非分離・非連結型構成法
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概要
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近年, リフティング構成にラウンディングを挿入することによって実現される可逆ウェーブレット変換が盛んに研究されている.しかし, この可逆ウェーブレット変換を用いて非可逆符号化を行う場合, 高ビットレートにおいてラウンディング処理による画質劣化が起こる.そこで本研究では, 可逆ウェーブレット変換を非分離型かつ非連結型で構成することを提案する.本提案法では, ラウンディング処理の数を減らすとともにラウンディング誤差の影響がその伝達経路によって異なることを考慮することで, ラウンディング誤差を低減する.実験の結果, 高ビットレート非可逆符号化の際に発生するラウンディング誤差が約1.5[dB]低減された.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-01-23
著者
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