ランダムアクセス衛星通信用スペクトル拡散変復調器の実験的検討
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概要
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スペクトル拡散されたランダムアクセスパケットを伝送する,衛星通信用スペクトル拡散パケット変復調器を提案している.提案する変復調器は,パケット損失率を低減するため並列構成を採用する.また拡散符号の同期には,低時間分解能の粗同期回路と残留誤差補償回路を併用し,サンプリングレートを低減している.さらに1シンボル内にチップ単位でパイロット信号を時間多重する方法を提案し,位相スリップのない同期検波を可能とした.シミュレーションの結果,提案した変復調器によるパケットのユニークワード誤検出率は,E_b/N_o=0dBにおいて10^<-4>以下である.さらにFPGAで構成した実験回路により取得した総合BER特性は,シミュレーションおよび理論と一致することを確認した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-06-18
著者
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