並列分散パラメータフリー遺伝的アルゴリズムにおける移民選択法の効果
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概要
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初期集団数, 交叉率, 突然変異率などの遺伝的パラメータの設定をする必要のないパラメータフリー遺伝的アルゴリズム(PfGA)の並列分散処理における移民の効果について述べる.このPfGAは, 全探索空間から一つの局所集団を抽出し, 局所集団サイズを適応的に変化させながら有望な空間を探索するという特徴をもつ, コンパクトで頑健なアルゴリズムである.移民方法を含めたPfGAの階層的な並列分散アーキテクチャを考案し, 並列コンピュータ上に実装した.国際的なベンチマーク問題を含む一般的な関数最適化(最小値探索)問題を用いて性能を評価した結果, 提案した移民選択法を用いて局所集団数を増加させることにより, 探索の成功率を保持または向上しつつ, 成功に要する評価回数を効果的に減少できることを検証した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-08-25
著者
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足立 進
独立行政法人通信総合研究所関西先端研究センター
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澤井 秀文
郵政省通信総合研究所関西支所知覚機構研究室
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足立 進
郵政省通信総合研究所関西先端研究センター
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澤井 秀文
郵政省通信総合研究所情報通信部
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澤井 秀文
郵政省通信総合研究所
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