PSOLA分析合成に基づくF_0変換音声の品質向上に関する実験的検討
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概要
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PSOLA分析合成に基づくF_0変換音声の品質向上を実験的に検討した.本研究では, LMAフィルタを用いたケプストラムボコーダの使用を前提としており, PSOLAは音源残差波形に対して行っている.この場合, ピッチパルスを中心として切出し窓を構成することになるが, ピッチパルス検出は種々の要因によりエラーを生じる.規則合成用のピッチ波形データベース構築とは異なり, 本研究で検討するピッチパルス検出はマニュアルによる後処理(修正)は導入できない.そこで本研究ではまず, ピッチパルス検出エラーを分析し, 種々の要因に対する改善策を考察することで波形再配置音声の品質向上を図る.ピッチパルス検出に成功した場合でも, 残差ピッチ波形の形状によってF_0変換音声(特にF_0を上げる場合)において"ざらつき"感(エコー)を生じる.ここでは, 音源残差波形に対して部分的零(あるいはπ)位相化を施し, パルス性を部分的に向上させることで品質の向上を試みる.更に, 筆者らは先行研究においてF_0変化に伴うケプストラム係数変動をモデル化しており, このモデルの導入による効果についても実験的に検討する.
- 2000-07-25
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