レイトレースを用いた屋内エリア推定システムの高速アルゴリズム
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概要
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コードレス電話などの移動通信方式において, 基地局を屋内に設置した場合のサービスエリアを把握することは非常に重要である.しかし, 屋内では壁, 柱, パーティションなどが渾然とし, 伝搬推定式を精度良く作成することは困難であった.屋内のような複雑なレイアウトに対し, 電界強度を精度良く推定できる方法にレイトレース法がある.この方法は送受信間の幾何学的なトレースを求めるだけで比較的容易に電界強度が推定できるが, 壁, 柱, パーティション等, 構造物の数が増大すれば処理時間が激増するため, エリア推定システムとして実用化するには処理の高速化が不可欠であった.本論文では, レイトレース法を用いて高速処理を可能とする, (1)HY-RAYT法, (2)レイ受信モデル, (3)構造物探索法を提案し, 推定精度と演算処理量の低減効果について明らかにしている.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-08-20
著者
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