パケット無線ネットワークにおける指向性アンテナの本質的効果
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概要
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パケット無線ネットワーク(PRN)において指向性アンテナを用いることで伝送効率の向上を図ったメディアアクセス制御プロトコルがこれまでに多く提案されている.本論文では, PRNのトポロジーと各局のデータ伝送量が与えられたときのすべてのデータが送信を終了するまでの最短時間を尺度として, プロトコルに依存しない, すなわち本質的な指向性アンテナを用いることの効果について考察する.結果として, 各局に与える指向性アンテナの数はその局に隣接する局数だけ用意すれば十分であること, 及び指向性アンテナは密なPRNのときにその効果が顕著に現れることなどが示される.更に, 指向性アンテナに送受信するデータを蓄えることのできる通信バッファを組み合わせた場合の効果についても考察する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-08-20
著者
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