受信バッファを伴う重複再送型連続ARQ方式のスループット特性の解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
データ通信網の代表的な伝送制御方式である連続型ARQ(go-back-N)方式において, 再送ブロックのコピーを複数個同時に伝送することを許す場合について, 受信局に順序制御用バッファを設けることでスループット特性が改善される効果を定量的に解析した. 誤り回復動作の際, 正常に受信したデータブロックをバッファへ蓄積することによって伝送特性が改善されることは既知であるが, スループットの低下した状況下で高精度の評価を行う方法はなかった. 本論文では, 誤り回復動作を2段階の階層モデルとして表現している. すなわち, 誤り回復のために繰り返される再送サイクルと, 継続する誤り回復動作に対応する再送セットを2段階の再送ダイアグラムとして表現する解析モデルを作成し, セット間の影響を平均値で評価する1223型修正平均値解析法を用いることにより, 計算量を著しく削減できることを示している. 本解析法を用いて, 絶対値2.5%以内の誤差で実効伝送効率が評価できること, ラウンドトリップ遅延が時間的に変化する遠端制御についても近似評価が可能であることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-04-25
著者
関連論文
- カテゴリーの分布を考慮したバックプロパゲーションネットワークの学習法
- 1) 景観画像の合成による全周視野画像の生成 (ネットワーク映像メディア研究会)
- 景観画像の合成による全周視野画像の生成
- 景観画像の合成による全周視野画像の生成
- 景観画像の合成による全周視野画像の生成
- 毛筆文字デザインエキスパートシステムのための書道知識の解析とルール化の考察
- モジュール間の整合性検査のための要求仕様記述の検証
- 知識を用いる毛筆字体評価システム
- 複数待ち行列システムにおける負荷分散について (待ち行列理論とその応用 II)
- 一般化2レベル優先制御を用いた共有バッファ型マルチキャストATMスイッチ
- D-11-131 ディジタル全天周画像のための多眼式キャップメカニズム
- 受信バッファを伴う重複再送型連続ARQ方式のスループット特性の解析
- 景観画像の合成による全周視野画像の生成