びまん性肝病変超音波画像に対する複数の定量指標の相関性評価(医用超音波)
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概要
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我々はこれまでに,超音波エコーを用いて,慢性肝炎・肝硬変などのびまん性肝疾患を対象とした定量的な評価法の検討を試みてきた.その手法はエコー信号の振幅特性に着目したもので,振幅分布特性解析および非正常組織情報の抽出の2つの解析処理を用いている.本報告では,これらの解析処理をシミュレーションデータおよび臨床データに対して行うことで,用いた解析処理の有効性・妥当性について検討した。また,用いた指標の相関性を検討したところ,両者にはよい相関があるが,正常肝臓に対して異なる特性があることがわかった。さらに,病変進行に伴う組織構造の変化に処理結果がどのように反応しているのか,ROI中のエコー情報にどの程度の組織性状・構造が反映されているかを,総計情報の2次元分布を求めることで検討し,臨床データで安定な結果を得るための知見を得た.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-06-18
著者
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