E-ビジネスを支えるセキュリティ技術の動向(ビジネスモデルからソーシャルモデルへの展開 : 企業から公共,非営利組織まで)
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概要
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E-ビジネスを支えるセキュリティ技術の動向として、2つの項目を取り上げる。最初は、個人情報流失からE-ビジネスを守るための、「個人情報流失の現状と対策」について解説する。ここでは、個人情報の流失に関する企業リスクの増大について言及するとともに、考えうる流失経路を、(1)外部からの侵入によるものと、(2)内部からの持ち出しによるものに分けて、具体的に示す。次に、インターネット時代の情報流失の特徴を述べるとともに、実施すべき対策を広く解説する。第2点はE-ビジネスを支える技術の代表である「デジタル署名の現状と今後」について述べる。デジタル署名の仕組みについて概説した後、公的個人認証システムを用いた電子申告の立ち上げ状況など最近の話題に言及する。また、デジタル書名付文書の長期利用のために筆者らが開発したヒステリシス署名の概要と特徴について説明した後、公開鍵暗号の危殆化が及ぼす社会的影響の分析の必要性を示す。最後に、個人情報流失も公開鍵暗号の危殆化もリスク対策の問題として扱うべきであり、その問題の解決のために開発中の多重リスクコミュニケ一夕の適用計画について概説する。
- 2004-06-11
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