帰納的学習を用いた携帯端末向け機械翻訳手法(自然言語処理)
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概要
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本手法は,携帯電話などの小型の端末を想定した機械翻訳手法である.携帯電話など携帯性を重視した小型の端末では,それ自身の大きさの制約から装備可能なキーの数が必然的に制限される.そこで,本手法においては,この少数のキーのみで入力を可能とするために,一つの入力キーに複数の文字を割り当てることとした.更に、迅速な入力を可能とするために1文字の入力を1打で行うことにしている.そのため,本手法への入力文字列である数字列は複数の文字列に対応しており,結果として,この数字列に対する翻訳候補も複数存在することになり,あいまいさが増している.しかしながら,本手法では帰納的学習を用いることにより,対象に依存した翻訳ルールを自動的に獲得し,翻訳に利用することができる.このような高い適応能力により,本手法においては翻訳時のあいまいさを極力解消し,正しい翻訳を行うことが可能となる.本手法に基づくシステムを作成し,事前に少量の単語翻訳ルールを与えた日英機械翻訳実験を行った結果,最終的に約70[%]の翻訳精度及び翻訳効率の高さが示され,本手法の有効性が確認された.
- 2003-01-01
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