サージ保護デバイスの動作による漏電遮断器の不要動作について(EMC対策技術)(<特集>最新のEMC技術論文特集)
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概要
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最近の建築設備は,そのインテリジェント化のために電子機器が多く使用されている.電子機器は雷過電圧や開閉過電圧に弱いため,これらの過電圧から電子機器を保護するためにSPDの設置が必要不可欠となってきた.SPDが動作した場合,その電源側に設置された漏電遮断器は過渡的な地絡電流と商用周波地絡電流とを判別できずに誤動作することになる.これは漏電遮断器の一種の不要動作であって,負荷への給電継続性を著しく害することになる.そこで本論文では,直撃雷に相当する150μsよりも波尾が長い波形,すなわち500μsまでの雷サージ電流を実験回路に印加し,漏電遮断器の不要動作に及ぼす影響について検討を行った.また漏電遮断器の動作速度が高速形と時延形の2種類における挙動の違いを不要動作防止の観点から調査,実験し,その対策について提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-07-01
著者
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