定点測位におけるコードマルチパス誤差の削減について(計測・探査)
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概要
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GPS 測位におけるマルチパス誤差評価に関する実験的及び理論的考察は数多くなされており,特に単純な鏡面反射によるものについてなされている.しかし,実際にマルチパス誤差を推定してその誤差を測位計算におけるコード位相補正に用いての測位計算はなされておらず,また電波の回折による GPS 測位精度への影響もあまり調査されていない.本論文では GPS 測位において,鏡面反射によるマルチパス誤差分を推定し,コード位相補正に用いた場合,定点 DGPS 測位精度がどの程度改善するかを示す.また回折によるコード位相への影響についても示す.マルチパス誤差の推定には,従来の搬送波位相とコード位相の差を利用した技術と新たにアンテナと障害物の幾何学的配置関係より算出したマルチパス誤差を用いた.移動局アンテナが障害物からの反射波を受けている状態で,推定したマルチパス誤差のコーは位相への適用により,高度方向の誤差が約 1/3 に減少することを確認した.更にキャリヤスムージングを適用すると高度方向の誤差が 1/10 以下に減少した.また回にによる信号強度の低下を確認したが,信号強度の最低推奨値を確保していればコード位相での誤差は認められなかった.
- 2003-01-01
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