沖縄島におけるシモフリアイゴの着底
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概要
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沖縄島において定置網の日別漁獲量調査, 集魚灯採集, 海草藻場での曳網採集を行い, シモフリアイゴの着底サイズと産卵後着底までの日数の変化を調べた。着底は, 4∿9月の新月前後の数日間に行われ, 着底サイズには個体差があり, その幅は全長19.5∿25.2mmと推測された。産卵後着底までの推定日数は21∿28日で, 後期の産卵群ほど短い傾向を示した。産卵後着底までの日数とその間の平均水温の間には有意な負の相関関係(p<0.05)がみられ, 日数の長短には水温が影響することが明らかになった。
- 公益社団法人日本水産学会の論文
- 1999-01-15
著者
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金城 清昭
沖縄県水産試験場八重山支場
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金城 清昭
沖縄県水産試験場
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本永 文彦
沖縄県農林水産部漁政課
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木村 基文
沖縄県農林水産部水産振興課
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本永 文彦
沖縄県農林水産部漁政課:(現)沖縄県栽培漁業センター
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