音場の有限要素法解析のためのモード展開型膜・薄板マトリクス
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概要
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本論文では,膜・弾性板を有する音場の有限要素法による音響振動達成解析のための,モード展開型膜・薄板マトリクスと呼ばれる新たな特性マトリクスを導出する。この特性マトリクスは,有限要素法における既存の特性マトリクスと同様に取り扱える簡便性を持ち,また対称バンドマトリクスであること等によって計算の効率化を図ることができるという利点を有する。本特性マトリクスを用いた有限要素法解析例として,膜によって仕切られた室内の音場における周波数応答関数を示す。先に提案された固有関数展開に基づく理論解析解との比較から定式化の妥当性を示し,更に空間メッシュ寸法と計算精度との関係についても考察を加える。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 2004-04-01
著者
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鮫島 俊哉
九州芸術工科大学音響設計学科:(現)九州大学大学院芸術工学研究院音響部門
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宮下 勝利
九州芸術工科大学音響設計学科
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鮫島 俊哉
九州芸術工科大
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宮下 勝利
九州芸術工科大学音響設計学科:(現)日産自動車(株)
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