グレーティングローブ抑圧技術を用いた合成開口空中ソーナ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
空中用ソーナにおけるグレーティングローブを抑圧するため, 多重構造アレーによる合成開口手法を新たに提案する。これは疎なアレーを多重に配置することにより, 合成開口面上において仮想的に密配置を実現するものである。従って比較的口径の大きい素子を用いて超音波アレーを構成することができる。本論文では, まず提案手法の原理を述べ, 各種分解能の推定値及び効率的な演算法を理論的に導く。次に, 実機実験によって本システムの点拡がり関数を計測し, 理論値との比較を行った。その結果, 双方はよく一致することが確認された。最後に, 等身大の人間模型の撮像実験を行った結果, 良好な3次元画像を得ることができたことを示す。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1997-05-01
著者
関連論文
- 非線形サイドローブキャンセラを用いた合成開口空中ソーナ
- 非線形サイドローブキャンセラ構造を持つ合成開口空中ソーナ
- グレーティングローブ抑圧技術を用いた合成開口空中ソーナ
- 空中ソーナにおける偽像抑圧のための相補的ビーム形成法
- 偽像抑圧技術を用いた合成開口空中ソーナ
- 多対多最小パターンアライメントアルゴリズムの提案と自動読み付与による評価
- 統計的声質変換に基づく食道音声強調における声質制御
- 音声翻訳システムのための声質変換法と日中英語間における評価
- EA2010-30 反復型スペクトル減算法におけるミュージカルノイズ発生量の数理解析
- EA2010-29 オーディオオブジェクト定位情報に基づく楽曲サムネイル自動生成手法