母音の音源に関する生理と物理及びモデル化(<小特集>母音研究 : Chiba&Kajiyamaから最新研究まで)
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概要
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母音の主な音源は声帯の振動である。本論文では,まず典型的な振動運動に関わる声帯の解剖学的,運動力学的な特徴を考察する。次に,声帯振動の基本的な物理特性及び声帯の数学モデルに関して行われてきた研究の歩みを振り返る。最後に,低次元のモデルを用い,様々な声道負荷の下で声帯の振動を模擬する。特に,声道を付加しないときの声帯振動を,/i/及び/a/の声道面積関数を付加した場合と比較する。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 2002-07-01
著者
-
正木 信夫
ATR脳活動イメージングセンタ
-
Story Brad
Department of Speech and Hearing Sciences, University of Arizona
-
党 建武
北陸先端技術大学院大学
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