尺八における音律修正のための寸法変化について(その2)
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概要
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尺八の一部の管内径による乙-甲間オクターブ音程伸張・短縮は、内径変化の管軸上の位置と極めて規則的な関係がある。この現象を利用し、所与の尺八を所要の音律に修正する計算機プログラムを構成した。これを本曲用尺八、練習用尺八及び19世紀に作られた初期芸能用の名器に適用し、一例として、±10セント以下の偏差で、演奏会調平均律に修正する構造仕様を得た。また、この寸法変化による音色性能の変化を検討した。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1988-08-01
著者
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