Orthostereophonic Systemを用いた水平面定位試験 : 解析と標準ダミーヘッド構成への応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では、ダミーヘッドマイクロホンを用いたステレオ系の構成に必要となる標準ダミーヘッド(HATS)開発の基礎的研究について述べてある。ここでは主観特性として水平面定位方向と音像の劣化(ぼけ)に着目し、これらの主観量を両耳間差特性から推定する両耳間差モデルを複数の被験者について検証した。その結果、定位については低域の両耳間位相(時間)差が重要である一方、音像のぼけには高域の両耳間振幅差も寄与することが分かった。次にこの両耳間差モデルを用い、頭部を球あるいは偏平回転楕円体で近似した場合の両耳間差特性の計算から標準ダミーヘッドの可能性について検討している。
- 1988-04-01
著者
関連論文
- Orthostereophonic Systemを用いた水平面定位試験 : 解析と標準ダミーヘッド構成への応用
- 基準的音響伝送系OSSのためのHATS構成
- 音響測定システムとソフトウェアパッケージ
- 補聴器計測のための模擬 in situ 測定システム
- ダミーヘッドを用いた音場再生 (ダミーヘッドを用いた測定)