非線形最適化手法による位相反転形スピーカシステムの設計
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In this paper a new design method of a phase inverter loudspeaker system, which uses for the first time the non-linear optimization method, is discussed. From circuit analysis of Fig. 1 (b), the sound pressure transfer function of a phase inverter loudspeaker system can be obtained as shown in Eq. (1) and its frequency response function G(X, ω) is given in Eq. (3). The frequency response of G(X, ω) is controlled by the system parameters vector X(Eq. (2)), whose elements X_i, i=1, 2, ・・・, 8, are composed of r_0, s_0, m_0, r_B, s_B, r_P, s_P and m_P, respectively, in Fig. 1(b). In order to realize flat response and at the same time extension of the low frequency response, we define an evaluation f(Eq. (4)). The value of f decrease as G(X, αω_i) approaches to the target-level G_i, where α is a positive parameter and has a function of extending the low frequency response, and where ω_i is the freqency point of target. By minimization (optimization) of f we can obtain X which realizes flat response and extension of the low frequency response. In Fig. 2 one point of evaluation is considered to explain the process of extending the low frequency response. Point A on the initial response reaches point B whose level is close to the target-level G_1 after k_1-th trial of minimization. Then the value of α is changed from the initial value α_0 into α_1(α_1<α_0), and the evaluation point moves to point C from point B. Again point C reaches point D whose level is close to G_1 after k_2-th trial of minimization. The value of α is again changed from α_1 into α_2(α_2<α_1), and the evaluation point moves to point E from point D. The value of element X_i has the upper and lower limits within which X_i varies, or a specified value. This constraint on the value of X_i is decided by a designer's intension, and makes the process of minimization complicated. Therefore X_i is transformed into Y_i which has no constraint as shown in Eq. (6) and Fig. 3, and f is minimized, by the Davidon-Fletcher-Powell method, with respect to Y whose element is Y_i. An example of the minimization process is shown in Fig. 4 for two variables. When Y realizing minimization of f is obtained, Y is transformed back into X in Eq. (6). The flow diagram of this design method is shown in Fig. 5. A model of evaluation function vs. the number of trial times of minimization is shown Fig. 6. In this paper three design examples are given. The constraint and the frequency response of target for the design examples are given in Eqs. (19) and (20), respectively. Design example 1 is for a drone cone type system in the case when all elements of X are variables (Figs. 7, 8 and Table 1). Design example 2 is for the drone cone type system in the case when the volume of box is specified (Fig. 9, Table 2). Design example 3 is for a port type system in the case when the driver speaker is specified (Fig. 10, Table 3). This design method makes it possible to realize flat response and at the same time extend the low frequency response under the constraints.
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1978-08-01
著者
関連論文
- MRI室内における赤外線無線通信による音声伝送に関する検討(RCS:UWB,機器間通信,赤外線無線通信,無題QoS,無線リソース制御,アドホックネットワーク,信号処理,無線通信一般)
- 摂動法を用いた音場再現システムに関する一検討(信号処理,LSI,及び一般)
- 遅延量制御による摂動法を用いた音場再現システムの収束速度改善手法(音響信号処理/一般)
- A-10-1 摂動法を用いた音場再現システムにおける遅延量制御の導入(A-10.応用音響,一般講演)
- 摂動法を導入した音場再現システムに関する検討(音響信号処理/一般)
- 深い知識に基づく知識コンパイラの基本設計
- MR騒音に対するANCシステムの実現 : 磁界中で使用可能なANCシステムの検討
- MR騒音に対するANCシステムの実現 : DSKによる消音効果の検討(SIP:信号処理3,無題QoS,無線リソース制御,アドホックネットワーク,信号処理,無線通信一般)
- ヘッドフォンの周波数特性とその音質との関連性について
- OFDM-FSK適応変調を用いたRFIDの非線形歪み軽減法(RCS:OFDM,無題QoS,無線リソース制御,アドホックネットワーク,信号処理,無線通信一般)
- 音楽感性空間における非線形判別分析を用いた曲印象別グループの分割
- 音楽感性空間を用いた非線形処理による曲印象や演奏者情報の自動抽出に関する検討
- 曲印象や特徴を考感したピアノの自動演奏システムの構築
- 音楽理論に基づいたコードの自動判別システムの構築
- 曲印象や特徴を考慮したピアノの自動演奏システムの構築
- 演奏プランを考慮したピアノの自動演奏システムの構築 : 未知曲演奏のためのシステムの対応
- 演奏者情報を加味したピアノの自動演奏システムの構築 -曲の印象, 特徴による感性空間に関する検討-
- 演奏プランを考慮したピアノの自動演奏システムの構築
- 演奏者情報を加味したピアノの自動演奏システムの構築 -曲の特徴を考慮したルールの生成-
- 無指向性Non-LOSリンク光無線通信における判定帰還等化器としきい値判定を用いた雑音軽減法の提案(研究速報)
- MR騒音に対するANCシステムの実現 : フィードバック型ANCシステムの検討(音響信号処理/一般)
- イントラコンカ型ヘッドフォンにおける設計目標周波数特性の検討
- 地震災害環境下における経験を用いた経路検索法の検討
- Variable Step Size アルゴリズムを適用した拡張誤差型 ANC システムの収束特性に関する検討
- IGAを用いたヘッドホン受聴のための音質フィッティングシステムの構築とその有効性の検証
- IGAを用いたヘッドホン受聴のための音質フィッティングシステムに関する検討(信号処理,知的マルチメディアシステム,及び一般)
- IGAを用いたヘッドホン受聴のための音質フィッティングシステムに関する検討(信号処理,知的マルチメディアシステム,及び一般)
- IGAを用いたヘッドホン受聴のための音質フィッティングシステムに関する検討(信号処理,知的マルチメディアシステム,及び一般)
- 摂動法を用いた音場再現システムに関する一検討(信号処理,LSI,及び一般)
- 摂動法を用いた音場再現システムに関する一検討(信号処理,LSI,及び一般)
- 遅延量制御による摂動法を用いた音場再現システムの収束速度改善手法(音響信号処理/一般)
- 摂動法を導入した音場再現システムに関する検討(音響信号処理/一般)
- サブ適応フィルタを用いた音響エコーキャンセラの一検討(音響信号処理,一般)
- A-4-29 サブ適応フィルタを用いた音響エコーキャンセラの性能改善(A-4.信号処理,一般講演)
- サブ適応フィルタを用いた音響エコーキャンセラの改善手法(音響信号処理/一般)
- サブ適応フィルタを用いた音響エコーキャンセラの改善手法(音響信号処理/一般)
- FDTD法を用いた音孔位置を考慮した小型音響機器の音響特性の解析
- 4J-1 重みの上限値及び負の強化を導入したProfit Sharingのマルチエージェントシステムにおける諸特性
- 動的歪み測定法を用いたスピーカの非線形歪み補正効果に関する検討(音響信号処理/一般)
- 動的歪み測定法を用いたスピーカの非線形歪み補正効果に関する検討(音響信号処理/一般)
- MR騒音に対するANCシステムの実現 : フィードバック型ANCシステムの検討(音響信号処理/一般)
- B-5-110 RF認識システムにおけるPCSSの伝送特性改善に関する検討(B-5. 無線通信システムB(ワイヤレスアクセス),一般セッション)
- A-4-31 SAFを用いた音響エコーキャンセラのダブルトーク検出器における保持時間の検討(A-4. 信号処理,一般セッション)
- 摂動法を用いた能動騒音制御システムヘの二次経路の周波数振幅特性を考慮した更新アルゴリズムの導入(研究速報)
- 音孔配置条件による音響等価回路解析法の検討
- MRI室内における赤外線無線通信による音声伝送に関する検討(RCS:UWB,機器間通信,赤外線無線通信,無題QoS,無線リソース制御,アドホックネットワーク,信号処理,無線通信一般)
- MR騒音に対するANCシステムの実現 : DSKによる消音効果の検討(SIP:信号処理3,無題QoS,無線リソース制御,アドホックネットワーク,信号処理,無線通信一般)
- OFDM-FSK適応変調を用いたRFIDの非線形歪み軽減法(RCS:OFDM,無題QoS,無線リソース制御,アドホックネットワーク,信号処理,無線通信一般)
- ヘッドホンの設計目標周波数特性について
- ヘッドホン設計基準の提案事例に対する主観評価による実証
- ヘッドホン設計基準の提案事例に対する主観評価による実証(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)
- ニューラルネットワークを用いた電話機ハンドセットの音響パラメータからの寸法決定法
- ニューラルネットワークを用いた電話機ハンドセットの設計法 : 音響パラメータ値から実寸法への変換法
- ニューラルネットワークを用いた電話機ハンドセットの自動設計法
- 電話機自動設計システムの構築 : ニューラルネットワークによる構造寸法決定法
- 演奏者情報を加味したピアノの自動演奏システムの構築 : ニューラルネットワークによる局所部分に於ける演奏特徴の抽出
- 演奏者情報を加味したピアノの自動演奏システムの構築 : 音符属性に着目した個人的解釈ルールの生成
- 演奏者情報を加味したピアノの自動演奏システムの構築 : ベロシティ、テンポにおける個人的弾き癖抽出に関する一提案
- 演奏者情報を加味したピアノの自動演奏システムの構築 : 一般的解釈演奏データ生成に関する一提案
- 演奏者情報を加味した自動演奏システムの構築 -個人的弾き癖を加味した人間的演奏の実現-
- 演奏者情報を加味したピアノの自動演奏システムの構築 -エキスパートシステムを用いた演奏パラメータの生成-
- ニューラルネットワークを用いたピアノ楽譜の自動認識
- 演奏者情報を加味したピアノの自動演奏システムの構築 -ニューラルネットワークによる個人的揺らぎの生成-
- 非線形最適化手法による設計を指向した圧電形電話機の音響パラメータの推定
- サポートベクターマシンを用いた混合雑音除去(音声・音響情報システム及び一般)
- サポートベクターマシンを用いた混合雑音除去(音声・音響情報システム及び一般)
- サポートベクターマシンを用いた混合雑音除去(音声・音響情報システム及び一般)
- 間接散乱光テレメトリにおけるCDMA-RAKE受信の検討
- 発話の動機に基づく話題の予測
- 発話予測のための発話の動機に関する考察
- 発話の動機に関する知識の整理
- 知的医薬品設計エキスパートシステム IDDEX
- スクラップ&ビルド法に基づく新薬設計支援システムIDDEXの開発(IDDEX:Intelligent Drug Desigh EXpert)
- 概念表現からの対話文生成における文脈情報とその影響
- 非単調性の定式化に基づく学習者モデル構築方式
- IDDEX(Intelligent Drug Design EXpert)における医薬品設計知識の獲得とその利用
- ITSのための汎用フレームワークFITSにおける教授戦略の運用法
- 対象モデルと故障モデルに基づく知識コンパイラIIの構築と評価
- 教育戦略の観点から見た教材知識の分類
- 設計知識獲得システム : ISAK
- 知識コンパイラ(KCII)のDST化
- インタビューに基づくデータベース論理設計支援エキスパートシステム
- 深い知識に基づく知識コンパイラの評価
- チャート分析ルールの洗練化知識と深い知識の考察
- 密閉型スピーカシステムのパラメータ推定法に関する検討
- Mirrorフィルタを用いたスピーカシステムの非線形歪み補正法の検討(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)
- 摂動法を用いた能動騒音制御システムのパラメータ設定に関する検討(音響信号処理,一般)
- 摂動法を用いた能動騒音制御システムのパラメータ設定に関する検討(音響信号処理,一般)
- 摂動法を用いたアクティブノイズコントロールの収束速度改善(音響信号処理/一般)
- 摂動法を用いたアクティブノイズコントロールの収束速度改善(音響信号処理/一般)
- A-10-2 摂動法を用いたANCシステムへの周波数領域可変摂動制御の導入(A-10.応用音響,一般講演)
- 可変パラメータ制御を有する摂動法を用いたアクティブノイズコントロールシステム(音響信号処理/一般)
- 可変パラメータ制御を有する摂動法を用いたアクティブノイズコントロールシステム(音響信号処理/一般)
- ステップサイズパラメータ制御法を導入した摂動法による音場再現システムの収束速度改善(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)
- 受聴者の移動を考慮した音場再現システムに関する研究
- サブ適応フィルタを用いた音響エコーキャンセラ(電気音響, 音響一般)
- A-5-5 4値PPM CDMA光無線通信における判定帰還型等化器と閾値判定を用いた雑音軽減法(A-5.ワイドバンドシステム,一般講演)
- D-8-28 強化学習における状態空間の自律分割アルゴリズムの検討
- 周波数応答法による3次Volterra核同定とその音響再生系への適用
- A-4-52 非線形エコーキャンセラにおけるERLEの収束速度改善