材料損失係数の測定自動化のための課題の考察と改善策
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概要
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ランダム信号加振とFFT分析器を使って損失係数を求める方法の自動化で, まず, 共振周波数レスポンスから共振周波数を検出する際に, 加振用電磁変換器の電気インピーダンスの影響をディジタル補正することで確実に共振ピークが検出できるアルゴリズムを提案する。次に, 中央加振法においては, 付加質量のアナログ補正が有する人為的暖昧さを排除するために, ダイナミック・マス・レスポンスで付加質量に加算性があることに着眼し, 無試料時のダイナミック・マス・レスポンスを測定しておき, 試料測定時に測定データからそれを差し引くことで付加質量をディジタル的にキャンセルするアルゴリズムを提案する。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 1996-06-01
著者
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