尿失禁に対する基礎的研究 : 生下時家兎尿路平滑筋における自律神経受容体の分布と機能
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概要
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加齢によって尿路平滑筋の自律神経受容体がどのように変化するのかを検討するために,生後一日の家兎尿路平滑筋の自律神経受容体の量(Bmax,K_D)と収縮に及ぼす自律神経受容体刺激剤の作用を調べ,既に報告されている成熟家兎と比較した。生後一日家兎尿路平滑筋の各部位には,アドレナリン作動性α_1,α_2,β,ムスカリン受容体が存在し,α_1は膀胱体部>底部>尿道>尿管,α_2は尿管>尿道>底部>体部,βは体部>底部>尿道>尿管,ムスカリン受容体は体部>底部>尿道>尿管の順であった。成熟家兎と比較して,生後一日家兎ではムスカリン受容体刺激剤に対する膀胱体部の収縮は著明に大きく,α受容体刺激剤に対する尿道の収縮は有意に小さかった。これらの結果は新生児期の未発達な排尿形態の原因の一つを説明していると考えられる。
- 1991-01-20
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