睾丸悪性間質細胞腫瘍 : 症例および文献的考察

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概要

29歳の睾丸悪性間質細胞腫瘍を報告した.本例は, 肺およびリンパ腺転移を有し, 著明な女性化乳房を呈した.plasma testosteroneは低値を示したが, 尿中 estrogenは高値を示し, とくに estradiolは正常の77倍に上昇していた.リンパ腺転移組織を利用し, steroidgenesisにおける酵素活性を測定した結果, 17-hydroxylase, C17-201yase, および17β-hydroxysteroid dehydrogenaseの存在が認められた.本例は, 放射線治療, あるいは化学療法を行ったが, 初診後2年3ヵ月目に死亡した.本例においては, 血清アルカリフォスファターゼ値と腫瘍の増殖程度との間に関連性がみられた.睾丸悪性間質細胞腫瘍は極めて稀な疾患である.我々が調べたところでは31例を数えるに過ぎない.これらの症例について考察した結果を次に述べる.

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