授業設計・運営における教室情報の活用に関する事例研究 : 経験教師と若手教師との比較
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概要
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本研究は,まず授業において教師が活用する3つの教室情報を提案し,授業設計過程を再検討している.教室情報とは,(1)授業展開決定情報,(2)授業計画寄与情報,(3)授業改善情報,の3つである.次に,これらの情報を,中学校1年数学の授業を対象として,経験教師と若手教師とを比較して,どのように活用しているかを事例研究として探った.その結果,(1)授業展開決定情報の活用には経験教師と若手教師に違いがみられる,(2)授業計画寄与情報の活用には基本的には両教師に違いがみられない,(3)授業改善情報の活用には基本的には両教師に違いはみられないが,若手教師は教授スキルのレベルにとどまっているのに対し,経験教師は授業の構成まで言及している,ことが示された.これらの差異は,個人的教授理論もしくはエピソード的知識の量とその適用によると考えられた.最後に,この事例に基づき教室情報の活用モデルを提案し,教室情報の活用と教師の成長との関係を検討している.
- 1998-06-20
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