東京湾の地質と地質構造
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The data of multi-channel seismic reflection in Tokyo Bay carried out by the Hydrographic Department in 1982 (KATO, 1984a,b) are reexamined. The geology of the bay is divided into the basement, Tf, Te, Td, Tc, Tb and Ta formations in ascending order. Tf, Te and Td formations are correlated to the upper part of the Miura Group of Pliocene in age. Tc and Tb formations are correlated to the lower and middle parts of the Kazusa Group of lower and middle Pleistosene in age respectively. Ta is correlated to the upper part of the Kazusa Group and Shimosa-Sagami Group of upper Pleistocene in age. The Miura Group overlies unconformably on the basement and the lower formation is distributed in the south, the middle formation in the south and central part and the upper formationin south, central and north. The Kazusa Group is distributed in the whole area of Tokyo Bay and thickest part is in the south in the lower formation, and in the north in the middle formation of the Kazusa Group and the Shimosa-Sagami Group and the upper formation of the Kazusa Group. Three depressed and two upheaved parts near the base, and one upheaved and one depressed parts near the surface are observed in the A-2 multi-channel section. The depressed part in the central part of the section was formed in the course of formation of the Miura Group, accompanying the formation of the south wing of the north upheaved part. The north wing is formed during the deposition of the middle part of the Kazusa Group. The simulation experiment by virtual basement displacement method shows that the basement might be split into blocks as strain becomes large in the nearly same places at different stages.
- 日本地質学会の論文
- 1990-03-30
著者
-
鈴木 尉元
地質調査所燃料部
-
小玉 喜三郎
地質調査所企画室
-
小玉 喜三郎
地質調査所燃料資源部
-
大久保 秀一
大手開発(株)
-
三梨 昂
島根大学理学部地質学教室
-
鈴木 尉元
地質調査所地質情報センター
-
小玉 喜三郎
地質調査所・地質部
-
大久保 秀一
Bishimetal Exploration Co. Ltd.
-
鈴木 尉元
地質調所
関連論文
- 日本の地質構造からみたプレート・テクトニクスをめぐる諸問題
- 菱刈鉱山の鉱脈群の形成場
- 北海道苫小牧沖海域の地質構造形成過程の特性
- 房総半島南端地域の新生代堆積盆地と褶曲構造の形成過程
- 房総半島中部の大釜戸背斜の形成機構
- 房総半島中部における三浦層群天津層の堆積と褶曲の形成過程
- 東京湾の地質と地質構造
- 323 房総半島中部における三浦層群の層序と褶曲構造の形成
- 382 琉球弧の構造運動の深部過程について
- 334 九十九里平野周辺における第四紀後期の基盤運動
- 487 堆積時の褶曲の成長と褶曲の形成機構について
- 関東堆積盆の仮想基盤変位法による解析とその検討について
- 472 関東堆積盆の仮想基盤変位法による解析について
- 471 東京湾音響探査に基づいた仮想基盤変位法による数値実験
- 仮想基盤変位法で解析した長岡周辺地域の深部地質構造 : 構造地質
- 茨城県菅生沼周辺における更新世後期の地殻変動
- 堆積盆地の移動に伴なう褶曲の形成過程 : 房総南端地域を例として
- 嶺岡・保田層群,層序と構造
- 地塊状造盆地運動と現在の地殻活動 : 茨城県南部について : 構造地質
- 南関東の新第三系中に発達する褶曲の形態的特性 : 構造地質
- 房総半島における上総層群泥質岩中の硫黄,炭素,塩素,鉄の形態・組成と堆積環境
- 房総半島における上総層群の堆積と構造運動
- 数理地質学的アプロ-チ--深部断裂型貯留構造評価のための総合解析システムの開発--特にテクトニック・フラクチャ-の解析とその流体移動に及ぼす効果について (資源評価のための3次元モデリング手法に関する研究-2-地球物理学的・数理地質学的アプロ-チ)
- 基盤のブロック状変形に伴う断層形成の数値実験-1-基盤ブロックの大きさが地表変形に及ぼす効果について
- 仮想基盤変位法による佐渡鉱山の割れ目系の予察的解析
- 拡大しない大洋 : E. M. Ruditch著
- 新第三紀の隆起・火山性陥没モデルの実験について : 日本火山学会1980年秋季大会
- グリーンタフ造山における陥没盆地の発生機構:数値モデル実験による試論
- グリーンタフ変動における隆起-陥没の数質実験 : 日本火山学会1976年度春季大会
- コンピュータによる地質構造解析 : 特に隆起・陥没の形成機構試論 : 構造地質
- 476 関東平野の基盤地塊単元と地震時の挙動(環境地質)
- 483. 地震地質学100年と今後の課題について
- 九州地方の地震の発震機構と地質構造・造構運動との関係 : 構造地質
- マントル物質の浮上に伴う中・深発地震面の形成モデル
- 西日本の地殻変形と地震活動場との関係を示すいくつかの例
- 地殻変形の型と地震活動場との関係 : 構造地質
- 造構運動の深部過程としての地震活動 (総合討論発言要旨)
- 房総半島沖堆積盆の形成機構
- 191 房総半島,清澄背斜の形成機構の実験的研究
- 412. 関東平野の第四紀地質環境を規定する基盤テクトニクスの特性
- 170 三浦・房総半島における褶曲帯形成のテクトニクス
- 515 成長褶曲の形成と基盤運動
- 488 仮想基盤変位法による堆積盆地深部の断裂系解析
- 新生代地質構造の研究
- 基盤の変形形状に対応する地表ふきんの断層系について : 弾塑性モデル実験による検討 : 構造地質
- 中部・近畿地方の断層運動と地質構造との関係 : 構造地質
- 西南日本における一等三角点の変動解析および地殻構造について : 構造地質
- 全国一等三角点の変動の解析(2) : 構造地質
- 全国一等三角点の変動の解析(1) : 構造地質
- 常磐地区の地質構造 : 構造地質
- 新潟第三系堆積盆地に発達する褶曲の形成機構について
- 三浦層群における火砕鍵層の対比についての基礎的研究
- 堆積盆地の深部構造について : 構造地質
- 房総南端地域の褶曲と堆積運動 : 構造地質
- 463 褶曲論の史的展開と現状の問題点
- 384 測地学的地塊運動論の系譜とその問題点
- 千葉県東方沖地震の発生機構について
- 常陸台地における常総粘土層の変形と測地学的変動との関係 : 構造地質
- 関東平野における下末吉堆積面のブロック変形 : 第四期
- 中海・宍道湖の地史と環境変化
- 中国・四国地方の一等三角点変動解析と被害地震の発生について
- 山陰地方における測地的地殻変動と新第三紀以降の構造運動との関連についての試論
- 行政改革と地質調査所のミッション
- 地質環境のフレームワークとしての基盤テクトニクスについて
- 花崗岩体のドーム状隆起に伴う表層の歪分布について : モデル実験による検討 : 構造地質
- 房総半島東部における断層の発達過程と地殻の変形 : 構造地質
- 昭和58年(1983年)7月山陰豪雨による斜面崩壊の地質学的問題
- 有機要素法による船橋ガス田シミュレーション : 応用地質
- 関東地方の震源分布と地質構造
- 基盤の昇降運動に伴う褶曲の形成条件 : 構造地質
- 断層の落差別頻度分布と地殻の変形 : 構造地質
- 334 活褶曲研究の歴史と課題
- 出雲平野第四紀層中の地下水
- 上総層群の堆積盆の形成機構
- 336 堆積盆の進展と褶曲構造の形成過程との関係 : 南関東の新生代層を例として
- 特集「58・7豪雨災害における斜面崩壊」の発刊にあたって
- 宍道湖・中海低地帯周辺の地震動災害の予測に関する研究
- 高圧岩石変形実験機器について-2-
- 房総半島南部の保田層群の層序と構造について : 第三紀
- 地震波の揺れの方向特性と地質構造との関係について
- フィリピン海とその周辺島弧の深部構造運動について : 構造地質
- 454. 第2次大戦前の日本の南洋調査
- 210 堆積環境の指示成分としての硫黄を用いた場合の2〜3の問題点
- 146 秋田県和賀雄物地域から得られた中新世泥岩中の硫黄量と堆積環境
- 466 発震機構からみた東南アジア島弧系の造構過程について
- 新潟油・ガス田中央部における泥質岩の硫黄含量と堆積環境 : 堆積
- 関東地域における泥質岩の硫黄含量と堆積環境 : 堆積
- 日本列島とその周辺地域の堆積盆地の発展とその深部過程
- 佐渡・鶴子鉱床群形成の場の仮想基盤変位法による解析
- 千葉県佐久間地域の新第三系の陥没構造 : 構造地質
- 霞ヶ浦周辺地域の更新世後期における地殻変動 : 構造地質
- 房総半島中・南部の新第三系の層序と構造 : 第三紀
- 関東堆積盆地の形成機構に関する一試論
- 更新世後期における関東平野の地塊状造盆地運動
- 測地学的地塊の地質学的意味について
- 東京湾周辺の埋没台地について : 構造地質
- 日本列島とその周辺地域の堆積盆地の発展とその深部過程 : 新生代における堆積盆地形成に関する構造地質学的諸問題
- 関東地方の更新世後期におけるブロック状造盆地運動について : 構造地質
- 新生代後期におけるブロック昇降運動のモデル : プレートテクトニクスをめぐる諸見解
- K. A. de Jong & R. S. SCHOLTEN 編, Gravity and Tectonics Wiley Intersciences, 1973