中部九州における鮮新世以降の火山活動 : 豊肥火山地域と島原火山地域の比較
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
中部九州の鮮新世以降の火山活動は, 主に, 豊肥火山地域と島原火山地域でおこった。両者はいずれも火山構造性地溝であり, ともに別府-島原地溝を構成するが, それぞれの, 発達様式や火山岩類の組成的特徴は大きく異なる。豊肥火山地域が約5 Maから活動を開始し, 島原火山地域がそれと同時かやや遅れて始まった。島原火山地域では中新世からの北西九州玄武岩の活動が引き続いている。玄武岩類の組成からは, 島原火山地域では海洋島型マントルが地下に存在し続けたが, 豊肥火山地域では, 沈み込むフィリピン海プレートから由来する物質でマントルの汚染が続いたと考えられる。豊肥と島原火山地域は, それぞれ, 火山フロントと背弧海盆に相当すると考えられる。
- 1993-06-25
論文 | ランダム
- 「ジェネラリストからスペシャリストへ」か?--ホワイトカラ-のキャリアの将来
- 新らしい大学図書館(事例発表) (私立大学図書館協会第40回(昭和54年度)総大会・研究会記録) -- (大学図書館の建築について)
- 育成早期(2〜5カ月齢)から放牧開始を--福島県畜産研究所の試験から
- 夏採りイチゴの新作型--2年株の高冷地山上げによる生態的四季成り化
- 腎腫瘍の自然破裂例