日本島の太平洋地體構造論 III., 千島., 北海道の地質構造 IV., 日本海運動の北上山系に及ぼす影響
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概要
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千島海嶺の基底を成す花崗閃祿岩の底盤は日本海溝より壓縮されて南西に伸張し, 北海道の日高・夕張兩山脈を壓縮して後者の地層を前地(膽振・後志地塊)の上に押上げナップ構造を作った., 干島・七島兩海嶺が日本弧に結合する方法は同型であつて, 琉球弧が日本弧に結合する方法と異なり後者をLattice connectionとすれば, 前二者はTenon connectionとして區別することが出来る., 本文は千島底盤の運動に關連して更に深發地震の分布と日本海の陥没に就て述べている., 北上山系の東海岸に沿つて南北に露出する花崗閃緑岩の底盤中核體は釜石を中心とし, 東に凸面を向けて弧を畫き, 地層の走向はこれに一致して山系が日本海より加わる側壓によつて, 西より東に押出されていることを明示している., 底盤體は日本海溝に向つて押出し, その東半方は陥没して海溝の一部を埋没せるため舊海溝の位置は大陸斜面の下となり, 海溝の最深部と重力の最小値が一致しないのはこの爲である., かくして北上山地は日本海運動によつて一方的に押出されるのであるが, 海溝を貫く斷層は西に傾いてsimaとSialの境界をなし, その深部においては太平洋よりunderthrustを蒙むりつゝあることが考えられる.,
- 1954-02-25
論文 | ランダム
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