歯科鋳造におけるチタンと耐熱材との高温反応性について : 酸化物単結晶による鋳型材の焼着および陶材の焼付性に関する基礎実験
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概要
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融着と差込みの複合効果から成る焼着現象のうち, 化学反応である融着効果のみを純粋に評価するために, シリカ, アルミナ, マグネシア, カルシア, ジルコニアの各耐熱材単結晶に純チタンをアルゴンアーク溶解, 鋳造し, 鋳造体を切断, 研磨した後, 断面のチタン-耐熱材反応界面近傍を肉眼, 光学顕微鏡ならびに電子顕微鏡(SEM)による直接観察, エネルギー分散型X線スペクトロスコピー(EDS)による元素分析をおこない, 各種耐熱材のチタンに対する焼着反応性を定量的に比較した.鋳造体表面における焼着の程度は, 焼着が小さく, 耐熱材として良好なものから順にジルコニア, カルシア, マグネシア>アルミナ>シリカであり, 焼付陶材としては後者が良い.焼着程度, 厚さ, 成分等を光電子分光分析(ESCA)の結果と比較検討し, 焼着反応性に及ぼす要因について考察した.
- 1989-01-25
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