寒天・アルジネート連合印象による模型の隅角再現性と表面粗さに関する研究
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概要
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寒天印象材のゲル化前(従来法)およびゲル化後にアルジネート印象材を圧接する連合印象(改良法)による石こう模型の隅角再現性および表面性状を比較検討した.高精度の直角を有する直方体の金属製の原型と, 円筒状の有孔型トレーを用いて, 所定の方法で印象採得後, 模型を作製した.模型の測定隅角部を万能投影機で拡大投影し, 欠落部分をトレースした.そして欠落部分をパーソナル画像解析システムにより数値化して, 面積と周長および円形度係数を求めた.つぎに模型上面を表面粗さ形状測定機で測定して, 表面粗さを求めた.その結果, 寒天ゲル化後の連合印象から得られた模型の表面性状は, 寒天ゲル化前の連合印象模型と同程度であったが, 隅角再現性は良好であった.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1990-05-25
著者
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