P-62 ガリウム練成材の加熱による組織変化
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概要
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ガリウム練成材の諸性質を改善するための第一ステップとして300℃で拡散処理を施し、組織変化を調べた。熱処理前後の組織について光顕観察、硬さ測定、DTAおよびEPMAによる分析を行った。その結果、加熱処理により硬さは140(Hv)から70に低下した。練和直後では、Pdは拡散せず粒子内に存在していたが、加熱処理により濃化した領域が分散した状態に変化した。加熱による硬さの低下は未反応領域が相互拡散の結果、Ag、In、Snが濃化した領域に変化したためと考えられた。
- 1994-03-15