UDMA・EDMA系コンポジットレジンの動的粘弾性
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概要
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ウレタンジメタクリレートに種々のエチレングリコール系ジメタクリレートを50/50mol%の割合でそれぞれ加えベースモノマーを作製し, それに表面処理を施したSiO_2フィラー(1.9μm)を65wt%添加して7種類の光重合型コンポジットレジンを試作した.そして試料にそれぞれ加えたエチレングリコール系ジメタクリレートの構造が試作コンポジットレジンの動的粘弾性および物理的性質(熱膨張, 吸水性)に及ぼす影響を検討した.その結果, 各試作コンポジットレジンの動的ずり弾性率(G')は温度の上昇に伴い低下し, 同一温度(37℃)で比較した場合のG'は, 加えたエチレングリコール系ジメタクリレートモノマー中の〓OCH_2CH_2〓_n鎖の反復度数nが大きくなると5.40GPaから0.36GPaへと低下した.また, これに対して, 熱膨張量, 吸水量は反復度数nが大きくなると, 36.5×10^<-6>/℃から112.0×10^<-6>/℃へ, 0.50mg/cm^2から2.54mg/cm^2(水中保存30日後)へとそれぞれ増加した.
- 1996-11-25
著者
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