ジメタクリレートの硬化特性
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概要
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本研究では, ウレタンジメタクリレートに種々のエチレングリコール系ジメタクリレートを等モル比になるようにそれぞれ加えた7種類のベースモノマーに, 表面処理を施したSiO_2フィラー(1.9μm)を加えて(65wt%), コンポジットレジンを試作し, エチレングリコール系ジメタクリレートの構造が試作コンポジットレジンの硬化特性に及ぼす影響を検討した.各試作コンポジットレジン中に加えたエチレングリコール系ジメタクリレート中の〓OCH_2CH_2〓_n鎖の反復度数nが大きくなると, 照射表面のヌープ硬さは, 62.1から6.56に, 重合収縮率は7.831%から1.478%にそれぞれ低下し, 重合深度は浅くなる傾向を示した.一方, これに対して未反応物量は, 反復度数nが大きくなると1.21%から5.51%に増加した.
- 日本歯科理工学会の論文
- 1996-11-25
著者
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