有珠山 1977 年軽石・火山灰の堆積様式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Four major tephras and several minor ones have been produced by explosive eruptions of dacite pumice which occurred from Mt. Usu for a week from August 7 to 14, 1977. Apparent density measurements of the pumice and bombs from these tephras indicate that their vesiculation degree is highest at the beginning of the series of eruptions, then it gradually decreases with time toward the end, which may be interpreted in terms of a higher concentration of water in the upper part of the magma column. Within a single eruption the vesiculation degree changes also to some extent, decreasing generally toward the cessation. The relationship between the weather at the upper atmosphere at the time of eruption and the distribution pattern of the thickness and size composition of each tephra was examined. When the weather was stable with a wind direction almost the same throughout the upper atmosphere, the distribution axis shows a nearly straight line, the thickness pattern is symmetric to the axis, and the size composition is almost identical for the deposit at the same distance from the source. On the contarary, when the weather was unstable with a wind direction varying in clockwise with the height, the distribution axis curves in clockwise with increasing distance from the source, and the size composition of the deposit at the same distance from the source is coarser in clockwise. The size composition of these tephras shows a single mode and bimodal distributions to varying extent. It is indicated that the bimodality increases with abundancy of rain-drops in an ash cloud at the time of eruption. Accretionary lapilli is considered to have formed by a proper quantity of raindrops falling into a dense cloud of ash.
- 特定非営利活動法人日本火山学会の論文
- 1982-07-01
著者
関連論文
- 十勝岳1988〜89年本質噴出物とこれに伴うガラス質岩の岩石学 : 特集: 十勝岳1988〜1989年噴火
- 45A. 十勝岳1988〜1989年噴火における本質噴出物と噴火現象(日本火山学会1989年秋季大会)
- A45 十勝岳 1988-1989 噴火における本質噴出物と噴火現象
- 有珠山2000年噴火で発生した火砕サージ(2000年有珠山噴火 (2))
- 有珠2000年噴火の噴出物 : 構成物とその時間変化(2000年有珠山噴火 (2))
- 有珠火山2000年噴火における岩脈貫入過程と潜在ドームの形成メカニズム(2000年有珠山噴火)
- 北海道駒ヶ岳1996年3月の噴火
- 223. 南極海域,ウイルクスランド沖のペリドタイト海山
- 十勝岳1988〜1989年の爆発的噴火,その推移と様式 : 特集: 十勝岳1988〜1989年噴火
- 29. 予報 : 1988-89年十勝岳火山噴出物の岩石学的特徴(日本火山学会1989年春季大会)
- 28. 1988-89年十勝岳噴火の推移(日本火山学会1989年春季大会)
- P4 1988-89 年十勝岳噴火に伴う火砕流
- 29 予報 : 1988-89 年十勝岳火山噴出物の岩石学的特徴
- 28 1988-89 年十勝岳噴火の推移
- 神居古潭構造帯,知駒岳周辺の蛇紋岩メランジ帯
- 火山岩塊の運動再考 (4) : 浅間火山1938年および有珠火山1977年噴火における放出火山岩塊の解析
- 火山岩塊の運動再考 (3) : 放出火山岩塊に対する風の効果と岩塊の初速度についてのモデル計算
- 48. 標準粘性ガラスにおける Na^ の拡散(日本火山学会 1972 年度春季大会講演要旨)
- 支笏火山の活動にかんする2・3の考察
- 支笏降下軽石堆積物について : 続報 : 1959春季大会講演要旨
- O-129 下部中新統, 滝の上層中の"蛇紋岩"
- 大学博物館(ユニバーシティミュージアム)の将来
- O-215 マリアナトラフかんらん岩から推定される最上部マントルの性質(19.深成岩・火山岩とマグマプロセス,口頭発表,一般講演)
- 北海道亀田郡七飯町産の鳴川安山岩にみられる「半球面レンズ状節理」
- 安山岩溶岩中の半球面レンズ状節理の観察(フォト)
- 奥新冠かんらん岩体 : オフィオライト質最上部マントルダナイト
- 幌満かんらん岩に記録されたマグマチャネリング様式 : メルト成分の涸渇や付加で生じた置換性かんらん岩
- 幌満かんらん岩体の苦鉄質岩層の起源
- 364. 東シホテ・アリン地域ソブガバン台地の超苦鉄質ゼノリス : 上部マントルの岩石学的特徴
- 347. 幌満カンラン岩体の主要苦鉄質岩質(タイプGBI)の成因 : MORBマグマチャネルと分別結晶作用
- 4. 上部マントルにおけるメルトの移動と反応
- 34 有珠山テフラの堆積状態と侵食による泥流発生(北海道支部講演会講演要旨(その2))
- 9-14 有珠山テフラの堆積状態と侵食による泥流発生(9.土壌生成・分類および調査)
- 有珠山 1977 年軽石・火山灰の堆積様式
- 有珠山 1977 年噴火の推移と降下火砕堆積物
- 有珠火山 1977-1978 年火山灰の性質
- 樽前山 1978 年 5 月の噴火
- 有珠山1977年8月噴出物の粒度組成 : 日本火山学会1978年春季大会
- S-15 かんらん岩から読み取る海洋マントル : 掘削がもたらしたもの((2)海洋地殻・マントルの"その場研究"の進展と今後の展望 : 21世紀モホール計画の実現を目指して,口頭発表,シンポジウム)
- 17A. 北海道駒ケ岳 1640 年の噴火と噴出物(日本火山学会 1985 年度春季大会講演要旨)
- 264 北海道、洞爺地域のカルデラ形成期および後カルデラ火山の岩石化学 : カルデラ形成についての考察
- 1. 洞爺カルデラの形成とその噴出物(日本火山学会1986年度秋季大会)
- 十勝岳のハザードマップ (日本の火山ハザードマップ(上))
- 北海道駒ヶ岳のハザードマップ (日本の火山ハザードマップ(上))
- 33A. 北海道駒ケ岳1929年火砕流の海中二次爆発で生じたと考えられる降下火山灰堆積物(日本火山学会1988年秋季大会)
- 33A 北海道駒ケ岳 1929 年火砕流の海中二次爆発で生じたと考えられる降下火山灰堆積物
- 伊豆大島1986年噴火の降下火砕堆積物 : 日本火山学会1987年度春季大会 : 1986年伊豆大島噴火のモデル
- P06 伊豆大島 1986 年噴火の降下火砕堆積物
- 12. 北海道駒ケ岳1929年火砕流の堆積地形と堆積物の粒度分布(III)(日本火山学会1986年度秋季大会)
- 12 北海道駒ケ岳 1929 年火砕流の堆積地形と堆積物の粒度分布 (III)
- 1. 北海道駒ケ岳 1929 年火砕流の堆積地形と堆積物の粒度分布 (II)(日本火山学会 1985 年度秋季大会講演要旨)
- 18A. 北海道駒ケ岳 1929 年火砕流の堆積地形と堆積物の粒度分布(日本火山学会 1985 年度春季大会講演要旨)
- 21. 北海道西南部における完新世火山噴出物の量(日本火山学会 1982 年度秋季大会講演要旨)
- テフラのなかの小球体
- 56 土壌中のアルミナ シリカ ミネラロイドの研究(8) : ミネラロイドの光学性(北海道支部講演会要旨)
- 30. 1988-89年十勝岳噴火に伴う降下火砕物(日本火山学会1989年春季大会)
- 30 1988-89 年十勝岳噴火に伴う降下火砕物
- 36 土壌中のアルミナ・シリカ・ミネラロイド(7) : ミネラロイドの生成(北海道支部講演会要旨)
- 29 土壌中のアルミナシリカミネラロイドの研究(6) : ミネラロイドの粘土鉱物組成(北海道支部講演会要旨)
- 25 土壌中のアルミナシリカミネラロイドの研究(4) : To-c中のミネラロイドの化学組成(北海道支部講演会要旨)
- 9-27 土壌中のアルミナシリカミネラロイドの研究(5) : 産状と化学組成(9.土壌生成・分類および調査)
- 上部白亜系湧別層群中のマンガンノジュール
- 5. 9 月 4 日(金)研究発表(II. 特別講演および研究発表の内容)
- 31 土壌中のアルミナシリカミネラロイドの研究(3) : 十勝岳火山灰C層(To-c)および雨月沢火砕流(北海道支部講演会要旨)
- 40 土壌中のアルミナシリカミネラロイドの研究 : 主として軽石およびガラス片とアルミナシリカミネラロイドの形態(北海道支部講演会要旨)
- 9-23 アルミナシリカミネラロイドの研究(1) : 美瑛周辺の火砕流を母材とする土壌中のアルミナシリカミネラロイドの産状と形態(9.土壌生成・分類および調査)
- 33 火山灰中の結晶とBubble-wall(北海道支部講演会講演要旨(その2))
- 1977年有珠山噴火(序報) : 日本火山学会1977年度秋季大会
- 北海道中央部, 空知層群下部層最上部のピクライト
- 渡島大島火山の火山岩類と超苦鉄質・苦鉄質包有物
- 噴煙活動と堆積物 : 日本火山学会1980年秋季大会
- 溶結凝灰岩の空隙率と圧縮破壊強度との関係
- 降下火砕堆積物の "眉厚一面積" 曲線 : 日本火山学会1980年度春季大会
- 302 1986年伊豆大島噴火の経緯と噴出物
- 神居古潭帯額平川流域の緑色岩類
- 幌満超苦鉄質岩体にみられる初生過程と再平衡過程 : 深成岩および変成岩
- 1977年有珠山噴火の推移 : 火山および火山岩
- 幌満超苦鉄質岩帯の層状構造の形成機構 : 深成岩および変成岩
- 溶結凝灰岩の軸圧焼結実験
- A29 噴煙柱からの火砕物の拡散 : 降下火砕物の拡散源のモデル
- 48. David M. Pyle氏による降下火砕堆積物の体積計算方法について(日本火山学会1989年春季大会)
- 48 David M. Pyle 氏による降下火砕堆積物の体積計算方法について
- 1P. 噴火の発生確率(日本火山学会1988年秋季大会)
- P1 噴火の発生確率
- 有珠山 1977 年降下火砕堆積物の渦動拡散モデルによる解析
- 48B. 鎌原火砕流本質岩塊の総量とその粒度組成の推定(日本火山学会 1984 年度春季大会講演要旨)
- 樽前降下軽石堆積物 Ta-b 層の粒度組成
- 16. 樽前降下軽石堆積物 Ta-b 層の粒度分布(日本火山学会 1972 年度秋季大会講演要旨)
- 66P. 有珠山 1977 年降下火砕堆積物の渦動拡散モデルによる解析(日本火山学会 1984 年度春季大会講演要旨)
- 放出岩塊の弾道方程式の改良と1982・1983年桜島噴火への適用(桜島火山)
- 降下火山灰の分散と大気高層の風速ベクトル(日本火山学会 1982 年春季大会講演要旨)
- 降下火山灰の分散と噴煙柱(日本火山学会 1981 年春季大会講演要旨)
- 降下火砕堆積物の"層厚-面積"曲線
- 降下火砕堆積物の総量計算(日本火山学会 1979 年秋季大会講演要旨)
- 98. 放出火山岩塊の弾道曲線(日本火山学会 1979 年春季大会講演要旨)
- 52. 降下火山灰の粒度分布について(その5)(日本火山学会1976年度秋季大会)
- 51. 降下火山灰の粒度分布について(その4)(日本火山学会1976年度秋季大会)
- 28. 桜島火山の降下火山灰 1974 年 7 月 30 日∿8 月 4 日(日本火山学会 1975 年度秋季大会講演要旨)
- 降下火山灰の粒度分布について(その3) : 日本火山学会1974年度春季大会
- 火山灰調査における"最大平均粒径"に対する考察 : 日本火山学会1974年度春季大会